2016.0823
ちょっと遠回りの散歩道 その2
皆様、台風が盛んに発生しておりますが、いかがおすごしですか
今回は、先週の散歩の続きです。
①もっと奥に、大蔵運動公園へ
砧公園の裏側、西門を抜けて、狭いバス通りを渡ると、広大で数々の運動施設のある、大蔵運動公園です。 先ずは、バラ園が出迎えてくれます。やっぱりバラは、花の女王ですかねぇ。色も形も異なるバラを見るのは、本当に楽しく、いつまでも飽きません。
さて、この運動公園には、陸上競技場、テニスコート、体育館、野球場、温水の屋内プールなどがあります。 隣接していた厚生年金の運動施設も現在は、世田谷区に統合されて、益々広大になりました。 厚生年金時代からのプールもあって、こちらは屋外で、チューブ形の滑り台が備え付けられていて、子供たちに人気です。
筋肉トレーニングの施設もあり、天井の高い体育館なので、開放的です。以前は、プロレスラーの方々も来館していて、なかなか賑やかでした。
②さらに奥に、あふれる自然へ
もっと奥へ進んで行きます。野球のグランドを回って歩くと、突然に崖の上に立つことになります。
「国分寺崖線」といって、長年かけて多摩川が作り上げてきた自然の造形です。 ここだけでなく、もっと川下の上野毛あたりも、田園調布のあたりも、多摩川に向かう急な崖、坂道に、雑木林が自然のままに残されていて、緑と親しむには、最高の散歩道です。
木が生い茂る狭くて急な坂道。坂の下は、ここは東京だったっけ、と、思わず言ってしまいそうな田舎の景色。道も所々がせまくなっていて、車も交代で譲り合わなければ、走れません。
湧き水があって、小さな流れになって、崖下には、丸子川があります。 ここまでくると、本当に遠回りになってしまうので、お話だけ。
水がきれいなので、以前はクレソンが群生していました。クレソン、知ってますよね?肉料理に一房添えてある、あれです。私たちが摘んでいるのを、近所の人が何だろうと不思議そうに見るので、クレソンですよと教えてあげると、驚いていました。まさか、こんな身近にあるなんて。 そのクレソン、近所におすそ分けしても山盛りで、贅沢に炒め物にして、食べました。
③自然に溶け込んで
高架で走っている東名高速も、ここでは、切り通しになっていて、目の下を車が通り過ぎて行きます。 グランド橋がありますので、渡ってみましょう。東名高速が多摩の丘に吸い込まれていきます。その向こうには丹沢の山々が見えて、そして、一際大きく、富士山がそびえています。
季節が合えば、夕日が富士山の後ろに沈んでいくのが見れます。広がる雲が、色を変えながらゆっくり流れます。 時間を忘れて見入ってしまう程に、美しい夕焼けです。
と、気がつけば薄暗くなっていて、帰りはどうしようと、不安になるかもしれません。
でも、心配しないで下さい。当ホテルの隣に建っている高層のSBSビルが、だいたいどこからでも見えると思いますよ。そこを目指して歩いてくれば、安らぎのホテルに帰って来る事ができますから。
そうそう、ひとつ、忘れていました。一番身近な、ホテルの前の街路樹は、サルスベリ、です。夏のこの時期、紫がかったピンクの花が咲き誇っています。