2013.0824
【奥野かるた店】
百人一首、かるた、花札、碁、将棋、すごろく・・・
みなさん、どれかで一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。
〔奥野かるた店〕 は、そんな、あそびの数々を扱っているお店です。
奥野かるた店は、将棋の棋士でもあり、駒師でもあった奥野勝五郎氏が
1921年に「奥野一番商店」として開業しました。
二代目の、徳太郎氏より現在のような卸売業を中心に事業をつくっていったとのことです。
戦争による疎開での事業中断などもあり、神保町で再開したのが昭和27年。そして、
昭和54年に現在の店舗に移転し、さまざまな商品の中、かるたに特化し、オリジナルかるたの
企画開発を始め、一般的玩具とは一線を画し、<かるた>という狭いけれども、奥の深い商品に
特化されていったそうです。
かるた は、ご存知の通り、読まれた札を探して散るという至極シンプルな遊び。
ですが、
その短い動作の中で、それぞれが耳と目、頭と手を使い、集中力を競います。
日本では昔から、家族や友だち同志の団欒の中で、遊ばれ親しまれてきました。
かるたに限らず、遊びは人と人、人と知恵とつなぐものとして、私たちの生活に
潤いを与えてくれてるのではないでしょうか。
お店を入ってすぐの1Fでは、
奥野かるた店のオリジナル商品を始めとする、
かるた、百人一、花札、トランプ、トランプ、囲碁、将棋、麻雀、パーティゲーム
関連書籍などを販売してます。
中でも百人一首は、手ごろな価格のものから観賞用として需要が高い
裏貼高級仕上げものまで、幅広く取り揃えてありました。
2階はゆったりとした展示スペースとなっており、かるたや百人一首といった、
室内遊戯に関する資料や、かるたの原画などを展示しています。
(訪問した時は、次回の展示会の準備のため拝見することができませんでした。)
耳で聞いて、目で見て、体を動かし札を取る。
複数の感覚を使うかるた遊びは、ひとつの体験です。
新しいことを覚えるには体験するのが一番の近道かと思います。
そして、何かとせわしい現代社会において、
忙しかった昨日や、まだわからない明日を少しでも忘れて、
あなただけの、かるた 時間を過ごしてみませんか
<白山通り沿い>
本日の担当 kei でございました。