2017.0430
要町駅~ミステリー小説がいっぱい
有楽町線新富町駅から25分、要町駅にやって来ました。
駅から西へ8分、熊谷守一美術館を訪ねました。
熊谷守一氏は、人物や風景画を多く描いています。晩年の作品には、同心円を重ねたような一見、抽象画風ですが、具象画を突きつめて行った結果、生まれた作品を多く描いています。
守一氏が、亡くなるまで45年間住んだこの地に、1985年、次女の榧さんが私設として作り、2007年、豊島区に作品を135点寄贈し、区立美術館となりました。
美術館入り口にある「ねむるもり」の像
1階にはカフェがあり、関連図書や榧さんの作品が展示されています。
館内は3階建てて、展示室、ギャラリーになっています。展示室は撮影禁止です。
熊谷守一氏の写真(廊下のポスターより)
どろ人形(ポストカードより)
アゲハ(パンフレットより)
フシグロセンオウの花にとまるアゲハ蝶を描いた絶筆です
次回、展示会の案内。他美術館より油絵13点を借り、展示します。
次に、駅から東に3分、ミステリー文学資料館に立ち寄りました。
ミステリー文学資料館は、世界的にも珍しく、専門館としては、パリにミステリー専門図書館があるだけです。1999年、光文社の文化財団によって運営されています。
江戸川乱歩、松本清張の全集
ミステリ小説の文庫版、カッパノベルズのコーナー
第20回ミステリー文学賞を受賞した佐々木譲氏の写真展が開かれていました。
過去に受賞をした、名だたる作家達のパネル
この資料館は、300円で誰でも利用できます。備え付けのテーブルで閲覧するスタイルです。定員10名で、本の館外への持ち出しは出来ません。過去に読み逃したミステリー作品をぜひ一度、耽読されてはいかがですか。
豊島区立熊谷守一美術館 www.kumagai-morikazu.jp/
ミステリー文学資料館 www.mys-bun.or.jp/
担当は、T.Nでした。