2017.0115
上野駅Ⅲ~世界遺産に触れるひととき
今日は、2年4ヶ月ぶりに上野駅にやって来ました。日比谷線築地駅から13分です。
駅から徒歩5分、ミュージアムの聖地、上野公園の国立西洋美術館を訪ねました。
国立西洋美術館は、西洋美術全般を広く紹介することを目的とし、当時、実業家であった松方幸次郎氏がフランス政府から寄贈された膨大なコレクションを保存、公開する施設として1959年に設立されました。
まず、地下フロアで企画展がありましたので訪ねました。ドイツ・ルネサンスの代表的な宮廷画家、ルカス・クラーナハ展が開かれています。撮影不可なので、パンフレットをご覧下さい。
ホロフェルスの首を持つユディト
物語のヒロインたちを、特異なエロティシズムで描き出しています。
素描の企画展も開かれていました。
モーリス・ドニの素描
2016年7月、国立西洋美術館は、「ル・コルビュジェの建築作品ー近代建築運動への顕著な貢献」のひとつとして世界文化遺産に登録されました。
美術館本館は、フランスの近代建築の巨匠であるル・コルビュジェの設計によるものです。
本館の模型
柱、床、階段の単純な構造を基本ユニットとする【メゾン・ドミノ】の建築方式で、建築と身体の調和をめざし、設計の中で追究してきた新しい時代の建築の基礎となる理論やシステムが集約されています。
2階の常設展を鑑賞しながら、建物のディティールを注意してみると思わぬ発見があります。
19世紀ホール 2階照明ギャラリー
昇れない階段 柱と雨樋
展示作品が(個人鑑賞目的として)撮影できましたので、主な絵を紹介します。
「城の見える風景」バルトロメオ・モンターニュ帰属
「睡蓮」モネ 「愛の杯」ロセッティ
「帽子の女」ルノワール 「男と女」ピカソ
「オルフェウス」ロダン
最後に、屋外、前庭にあるロダンの彫刻をご覧下さい。
考える人(拡大作) カレーの市民
地獄の門
次回、2月からの展示会のパンフレットです。
世界遺産に登録されてから、連日、多くの人で賑わっているそうです。今日も、中学生から年配の人まで幅広い年齢層の方々でした。
国立西洋美術館 www.nmwa.jp/
担当はT.Nでした。