2016.0313
人形町駅~下町情緒と老舗が残っています
日比谷線築地駅から6分、人形町駅にやって来ました。
人形町の名は、昔、歌舞伎小屋や浄瑠璃人形芝居に関した人々が多く住んでおり、通り名で呼ばれていて、昭和に入って人形町という地名になりました。
通りに建つからくり櫓が有名
通りの中央に風情ある横丁があります。
甘酒横丁です、地下鉄の出入り口から浜町の明治座までの400mの商店街です。写真の右手の玉英堂さんの場所に、昔、尾張屋という甘酒屋があり、お使い等で近くに行くとき、「甘酒屋の横から入って・・・」とよく目印にされ、この名がついたと言われています。
横丁を過ぎると水天宮が見えてきます。
現在、新社殿への工事中で、4月上旬にお披露目といわれています。仮宮は日本橋浜町の明治座近くに仮遷座中です。
徒歩8分、ミュゼ・浜口陽三・ヤマサコレクションを訪ねました。
浜口陽三氏は、創業360年の由緒あるヤマサ醤油第10代目社長、浜口儀兵衛氏の三男で、銅版画でカラーメソチントという独特の技法を開拓した画家です。永く海外に住み、帰国して多くの作品を持ち帰りました。1998年、彼のコレクションを展示するため、ヤマサ醤油㈱が開設し運営しています。
私もカラーメソチントがよくわかりませんでした。黒い版画に色を付けたもので、わずかな色の違いが単色の中に見えてきます。館内は撮影禁止ですので、ポストカードや案内状で作品をご覧ください。
ポストカード「黒いさくらんぼ」
案内状「朱色の蝶」
入場チケットです。描かれた作品名は「西瓜」です
展示会のパンフレットです。右の作品は「14のさくらんぼ」です
入口の小さなカフェが併設されています。
鑑賞後、カフェコーナーでセットメニューのコーヒーを頂きました。
アイスクリームのバニラは、ヤマサの醤油が練り込まれ、カラメル味がしました。黒いのはゴマ風味です。
ミュゼの斜め前は、TCAT(東京シティエアーターミナル)です。
平日の午後ですが、3階の広い出発ターミナルの待合いは、閑散としています。かつて連なり並んでいた航空会社のチェックインカウンターがあった1階は、広い家具店になっています。
TCATの地下には、地下鉄半蔵門線水天宮駅が直結しています。
TCATは成田空港を利用される外国からのお客様にもよくご案内するターミナルでホテルからタクシーで10分、13~1400円です。かつての賑わいはありませんが、バスも予約することなく、10分間隔で乗車できるのでお勧めしています。