2015.0719
神田駅~100年前の階段を上る
銀座線神田駅に来ています。
神田駅は、JR中央、山手、京浜東北線へと乗り換えができ便利です。地下鉄の構内には、かつて地下鉄ストアがあり、地下商店街が有りました、今日では、表参道、池袋等エキチカとしてコンコースにオシャレなお店がたくさんオープンしていますが、当時は、きっと賑やかだったのでしょうが、今は工事用シートに覆われ改築中で、面影はありません。
6番出口から5分、松本家住宅主屋にやって来ました。
国の有形文化財で、昭和6年、関東大震災後に建てられた復興住宅です。この辺りは、旧神田青果市場で、松本家も「伊勢長」という屋号で青果問屋をしていました。木造3階建で北側は窓が少なく、防火に配慮した造りになっています。
神田須田町の交差点に戻り、JR中央線の高架下に来ました。赤レンガの高架橋下に、旧万世橋駅の遺構があります。
JR神田駅とお茶ノ水駅の間にあった万世橋駅は、1912年(明治45年)から1943年(昭和18年)まで利用されていました。
関東大震災で焼失した駅と構内の様子
1912階段
万世橋駅開業時、当時のままの階段です。コンクリート、レンガ、タイルで作られ、ペンキがはがれていますが、独特な匂いと冷とした雰囲気です。
1935階段
鉄道博物館がオープンした1935年に、別に入り口の階段が作られました。この博物館は現在、交通博物館として、大宮に2006年開館しています。
屋上、現プラットホームは、通路があり、線路との間に透明な屋ね囲いがあり、安全です。
更に、N3331というカフェが併設されています。一番奥の一角が、屋根なしのオープンスペースにテーブルが置かれ、電車のすぐ横でお茶している、何とも、電車好きにはたまらない立地です。
高架下のアーチ型レンガの中は、マーチエキュートというショッピング街になっています。
橋を渡ると、もう秋葉原電気街です。
マーチエキュート神田万世橋 www.maach-ecute.jp/
担当は、T.Nでした。