2014.1217
湯島駅~高台に建つコロニアルな館
湯島駅から徒歩3分、旧岩崎邸庭園にやってきました。
旧岩崎邸庭園は、明治29年(1896年)に、岩崎弥太郎氏の長男、久弥氏の本邸として建てられました。現在、洋館、和館、撞球室、庭園で構成されており、国の重要文化財に指定されています。
ジョサイア・コンドル氏のデザイン(南側)
コロニアル様式のベランダ
庭園 撞球室
撞球室(ビリヤード場)はスイスの山小屋風に造られた木造ゴシックです。
往時は、現在の3倍の面積を持つ1万5000坪の敷地に、20棟の建物が建っていたそうですので、さぞや見事でしたでしょう。
旧岩崎邸庭園のすぐ隣に文化庁管轄の国立近現代建築資料館があります。
庭園からの資料館の入り口 2階ロビー
2階のギャラリーでは、「建築のこころ、アーカイブにみる菊竹清訓展」を開催していました。菊竹氏については何も知りませんでしたが、彼の記した原図やスケッチ、当時の写真、建築模型などが展示され、素晴らしいものです。
高台に建つ旧岩崎邸庭園は、入り口から上り坂になって邸宅に向かいますが、高く生い茂る樹木の後ろは煉瓦塀になっています。ちょうど坂道になっていて、この坂道は「無縁坂」と呼ばれています。
不忍通りを根津方面に3~4分行ったところに、横山大観記念館があります。
記念館入り口
日本画の巨匠、横山大観が、数々の名作を生み出した住居兼アトリエで記念館としてオープンしています。京風数寄屋作りの2階建てで、庭が良く手入れされています。
住居へとつながる庭
客間、鉦鼓洞(パンフレットより)
写真撮影が不可ですので、お見せできないのですが、このパンフレットにある客間からの庭の眺めは大変風情があります。
湯島といえば、湯島天神のあるところです。天神様の代表格であります湯島天満宮を訪ねました。
あふれんばかりのたくさんの絵馬、これから受験シーズンを迎え、さらに増え続けるのでしょうか。
拝殿
健康に感謝し、しばし合掌。急な階段の男坂を下り、駅へ向かいました。
旧岩崎邸庭園 www.tokyo-park.or.jp/
担当はT.Nでした。