2014.119
三ノ輪駅~昭和の面影に誘われて
今日は、日比谷線三ノ輪駅に来ました。築地から17分です。
駅から国際通りを浅草方面に進んだところに一葉記念館があります。
樋口一葉は5千円札の肖像に描かれており、今では誰でも知っている女性です。彼女は、男尊女卑の封建社会であった明治時代に、女性として小説家を志し、文壇で高い評価を得た女性作家です。しかし持病により、24歳という短い生涯で亡くなっています。
{一葉の肖像画(館内ポスターより)}
この記念館は、一葉が母、妹と3人で駄菓子屋を営みながら暮らした龍泉寺町にあった住居跡の旧記念館を記念公園と一体化させ平成18年に作られました。
一葉女史宅の雪の朝(長谷川清 画) たけくらべの記念碑
三ノ輪駅から西北へ3分ほど行ったところに、東京都内では、唯一残る都電荒川線の三ノ輪橋駅があります。
都電荒川線 三ノ輪橋駅
住宅の間をぬうように走る都電は懐かしい時をよみがえらせてくれます。駅も昭和の面影がそのまま残った素朴なホーム、たたずまいです。
何十年前のホーロー看板でしょうか?オロナミンC、ボンカレー懐かしすぎます!!
しかし、車両は新しく、鮮やかなピンクの新型車両も走っています。
鮮やかな新型車両
三ノ輪橋駅から3分ほど北へ、日光街道沿いにユニークなお寺を見つけました。円通寺です。
ご覧のように屋上に高さ12mの大観音様が建っています。近隣にはお寺も多くありますが、こちらは記述によれば、創建が791年という古刹で、上野寛永寺から移築された黒門や彰義隊の墓などがありました。現在、境内はやや寂しい感がありますが、この観音様が街道を行く人々を見守っているようです。
11月21日から23日まで一葉祭が記念館で開かれます。期間中、入場料は無料です。11月22日は酉の市でもあり、夜7時まで開館する予定です。
一葉記念館 www.taitocity.net/taito/ichiyo
担当はT.Nでした。