2014.1026
千駄木駅~下町風情が残る街並み
千代田線根津駅から1駅の千駄木駅で下車しました。
地下鉄出口は団子坂下と呼ばれる交差点です。ここから西へ坂を少し上り、団子坂上に向かいます。ここに森鴎外記念館があります。
記念館は、かつて森鴎外の旧居「観潮楼」があったところで、彼は亡くなるまでの30年間、この地に家族と暮らしていました。その後、児童公園、区立本郷図書館などに利用されました。2012年に、文京区が彼の生誕150年を記念して収受していた資料を再編し、記念館として新たに開館しました。
記念館のパンフレットと入場チケット
記念館のイベント告知ポスター
ここ千駄木は、谷中、根津、千駄木の頭文字をとって「谷根千」と呼ばれています。都心では少なくなった下町風情が今も残る地域です。下町散策ができるちょっとした観光地です。よみせ通りを抜け「谷中銀座」に着きました。
商店街入り口
地元の人や観光客で賑わう商店街
商店街の端に36段の階段があります。上って下るとJR日暮里駅に着きます。この階段は「夕焼けだんだん」と呼ばれています。階段の上から商店街方面の西方向を見ると夕焼けがきれいに見えるそうです。何となく昭和世代を描いた漫画「三丁目の夕日」に出てきそうなシーンでしょうか。
通称「ゆうやけだんだん」
谷中には、有名な谷中霊園があります。江戸時代から寺町谷中として数多くのお寺があり、数分歩くとお寺に出会います。7丁目の通りに「朝倉彫塑館」があります。
彫塑館は、近代日本を代表する朝倉文夫氏の邸宅兼アトリエです。建物の大半を彼が設計し、庭や室内の空間に独特の個性が追求されて、造詣の深さを伺い知ることができます。
展示会のポスター
彫塑館から7~8分歩いたところに「大名時計博物館」があります。
旧勝山藩下屋敷跡にあります
この博物館は、陶芸家の故上口愚朗氏が収集した大名時計を展示している個人所有の博物館です。
大名時計とは、江戸時代に大名のお抱え時計師が長い年月をかけて作った美術工芸品です。西洋の24時間の定時法と異なり、日本独特の昼夜の長さによる不定時法を用いて作られています。
櫓置時計
台時計(パンフレットより)
博物館を後にし、坂道を下ると根津駅がすぐ近くに見えきました。ちょうど一回りしてきました。
文京区立森鴎外記念館 www.moriogai-kinenkan.jp/
朝倉彫塑館 www.taitocity.net/taito/asakura/
担当はT.Nでした。