2014.0929
根津駅~大正ロマンの美人を求めて
日比谷線の築地駅から日比谷で乗り換えて、千代田線根津駅にやってきました。約20分で着きました。
駅から5~6分のところに根津神社があります。
根津神社は1900年の古い歴史があるといわれており、江戸時代徳川綱吉によって現在の地へ遷座しました。建物の多くが国の重要文化財の指定を受けています。社殿、楼門、通塀など、見事な朱塗りを見ることができます。春にはつつじ祭りが開かれます。昔から、根津権現と呼ばれ、多くの文豪の作品に登場しています。
駅から反対方角ですが、弥生美術館へ足を伸ばしました。
美術館名は地名である文京区弥生から来ています。明治、大正、昭和にかけての挿絵(さし絵)等の作品をコレクションにしています。
東京大学弥生門の斜め前にあり、坂道の途中にあります。前の坂道は「暗闇坂」と呼ばれ、樹木が生い茂り狭い道に覆いかぶさるようなことからそう呼ばれたようです。現在は、静かですが、全く雰囲気はありません。もっとも23区内には12か所、同じ名前の坂があるそうです。
弥生美術館と同じ敷地内に竹久夢二美術館があります。二つの美術館は入り口が一つで、二階の渡り廊下でつながっています。
竹久夢二は大正ロマンの世界を描いた美人画の画家で有名です。どの作品にも何とも言えない憂いを含んだ美人が多く描かれています。館内は撮影禁止ですが、受付前のポスターならOKと許可を頂きましたので、夢二の作品をご覧ください。
夢二作「水竹居(すいちくきょ)」(掲示ポスターより)
訪れた時、弥生美術館では企画展を開催中でした。下の写真に見覚えはありませんか。
撮影許可のあったパネルより
そうです。NHKの朝ドラ「花子とアン」の最初に出てくるアンの家シーンです。翻訳家・作家の村岡花子氏の企画展です。人気ドラマだけあってたくさんのご婦人たちで大賑わいでした。皆様が、このブログをご覧頂くときは、残念ですがドラマも9月27日で終わりましたので、企画展も28日で終了しています。
ちなみに次回の企画展は「戦車画」の第一人者、高荷義之展(10/3~12/25)が開かれます。
弥生美術館・竹久夢二美術館 www.yayoi-yumeji-museum.jp/
担当はT.Nでした。