2014.0112
銀座のご利益
銀座は、江戸時代、貨幣を作る職人の町でしたが、やがて御用達の町人の地へと発展していきます。明治以降、近代化政策により煉瓦街に集まった商人によって商人の町へと変わっていきます。当時の繁華街は日本橋、浅草でしたが、銀座の商人たちは山の手(麻布、赤坂、市谷等)に顧客を持ち、今日、老舗と呼ばれるお店が誕生していきます。

近代的なビルが立ち並ぶ銀座ですが、路地の一角に小さな氏神様があります。商売繁盛を願い、地元の人々の暖かい愛情で大切に祀られてきました。


朝日稲荷神社(松屋通りと三原通りの交差角)
ビルの1、2階の壁面を吹抜けにしてスペースを確保した銀座ならではの時代を先駆けたスタイルです。商売繁盛、家内安全のご利益があります 。屋上にも本殿があります。

宝童稲荷神社(銀座.天賞堂横路地入る)
路地裏にあり、子供の健やかな成育の祈願にご利益があります。


あづま稲荷神社(あづま通りと三原小路入口)
京都伏見稲荷から御霊を頂き、現在地に鎮座。火防、盗難よけ、守護の祈願にご利益があります。


豊岩稲荷神社(資生堂ザギンザの裏の路地)
縁結び、火防の神様で、芸能関係者の信仰が厚いと聞きます。

八官神社(ホテル日航の裏、横です)
幸運を招く神様で宝くじを購入する前にお参りすると良いそうです。
銀座はショッピングはもちろん、お食事も楽しめるところですが、路地で小さな神社を見かけましたら、旅の安全と健康を祈願してほんの少し立ち止まってはいかがでしょうか。
ご利益についてはまた次回に続きます。