2013.1212
新劇からミュージカル
築地小劇場跡の記念碑は、日比谷線築地駅から徒歩1分のところにあります。
同劇場は、関東大震災のあった翌年、1924年(大正13年)に土方與志、小山内薫氏によって設立された日本初の新劇の劇場です。建物は1階建て、ゴチック・ロマネスク様式で客席468名の照明、音響に工夫を凝らした劇場でした。


小劇場跡のレリーフ 1928年(昭和3年)の築地小劇場の前景
昭和に入り劇団は分裂をしますが、戦争へと向かう時勢の中、劇団はプロレタリア活動の拠点とみなされ、多くの劇団員が検挙されました。やがて1945年の東京大空襲で劇場は焼失します。
今日の新劇の基礎となり三大新劇といわれる文学座、俳優座、劇団民芸へと受け継がれ、戦後、青年座、演劇集団円、そして劇団四季などが生まれます。
当ホテルの近くに劇団四季の常設劇場がありますのでご紹介します。
劇団四季は、当初、学生による演劇集団でした。当時慶応大学の学生であった浅利慶太、日下武史氏らによって結成され、新劇を目指した劇団でミュージカル志向ではなかったそうです。
1971年以降、越路吹雪のミュージカル「アプローズ」の成功によって、その後様々なミュージカル劇を上演することになっていきます。「CATS」、「コーラスライン」などはロングラン公演で有名です。今やミュージカル劇といえば『劇団四季』といわれ日本を代表する劇団です。


劇場のある汐留カレッタ
○電通四季劇場(海) 2002年オープン 〒105-0021 港区東新橋1-8-12
アクセス 地下鉄都営大江戸線 汐留下車1分
ゆりかもめ 汐留下車2分
公演中 『ウィッキッド』



(ロングラン公演で15周年を伝える配布パンフレットより)
○JR東日本四季劇場 1998年オープン 〒105-0022 港区海岸1-10-48
(春)、(秋) アクセス 都営地下鉄大江戸線、浅草線大門下車徒歩7分
ゆりかもめ 竹芝下車徒歩3分
公演中(春) 『ライオンキング』
(秋) 『マンマ・ミーア』

○JR東日本自由劇場 2003年オープン 〒105-0022 港区海岸1-10-53
アクセス 都営地下鉄大江戸線、浅草線大門下車徒歩7分
ゆりかもめ 竹芝下車徒歩3分
公演予定 『ふたりのロッテ』12/21~
※自由劇場はストレートプレイ(歌唱を伴わないスタイルの演劇)を上演する専用劇場として作られました
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