2013.084
銀座発祥の地
○○銀座といわれるところは、日本全国の商店街なら必ずといっていいほど、耳にします。おしゃれでセンスの良いお店がたち並び、お客様に買い物に来て欲しい気持ちが東京中央区の銀座の賑わいを自分たちの商店街にも反映させたい代名詞になっているのですね。
東京だけでも100をこえる○○銀座があるそうです。
銀座という地名は名前のとおり、江戸幕府が銀及び銀貨の貨幣の鋳造所を置いたのが始まりといわれます。商店ではなく、工場、幕府の機関(銀座役所)、といった職人の町でした。
ちなみに銀貨なので銀座ですが金貨や小判をつくる所は金座と呼ばれ、今の日銀本店の所にあったそうです。その当時、銀貨を作る銀座は大変な権力も持っており、役人や職人の不正も多く、そのため場所が日本橋蛎殻町に移されたとのこと。名前だけが残りました。
明治になってから、銀座煉瓦街の建設、鉄道馬車が走り、さらに昭和の始めに日本橋の三越が銀座に出店、また松坂屋、松屋といった大型のお店も集まり、日本橋と並んで賑わうようになりました。
発祥の地の石碑は銀座中央通りの歩道上にあります。(銀座ティファニーのちかくです。)昭和30年に記念碑として建てられました。
今回からホテルの近隣を徒歩や地下鉄で散歩し、見つけた歴史のなごりやお店など、気づいたことを紹介していきます。(学術、専門的な知識はありませんので、日付や経緯に違いがありましたらご容赦下さい。)