2013.0624
勝どき橋
隅田川の最も下流に架かる橋で現在、晴海通りになっています。
勝どき(勝鬨)という勇ましい名前ですが、明治時代、築地と月島を結んでいた渡し舟(勝鬨の渡し)に由来するといわれています。
1933年(昭和8年)に着工し、1940年(昭和15年)に完成しました。
計画で終わった事ですが、その当時、月島では、万国博覧会が国家事業として予定されており、橋はその会場へのメーンゲートになるはずでした。悲しい時代背景で実現されなかったのです。
橋は両端部がアーチ型になっており、中央部が上に開く構造でした。
着工当時、隅田川は水運が盛んで大型船舶の航行を考えての開閉でした。しかし、高度経済成長とともに陸上交通量も増し、1970年(昭和45年)に開閉を終え、可動しない橋となりました。くしくもこの年大阪では万博が開かれました。
(参考)
<かちどき橋の資料館>
場所:かちどき橋西詰
開館日:火・木・金・土
開館時間:9:30~16:30
入館無料
長さ 246メートル 幅 22メートル
ホテルから約500メートルで徒歩6~7分です。蒸し暑い東京の夏、隅田川の川辺へひと時の涼をもとめての散策はいかがですか。