2017.093
★闘いの聖地。そして★
みなさん楽しい夏の思い出はたくさん出来ましたか。
最近はすっかり秋の気配を感じる今日この頃ですが、
変節にてご体調をお崩しにならないよう、十分にご自愛下さいね。
さて、みなさんは格闘技の聖地といえば、すぐに思い浮かぶのは
後楽園ホールでしょうか。
じつは蒲田にも格闘技ファンにとって、とても思い入れの深い聖地がございます。
今日はその場所へみなさんをお連れ致しましょう。
京急蒲田駅の東口を出て、国道15号(第一京浜)を真っ直ぐ大森方面へ。
写真は、国道11号と交わる、ほぼ中間地点です。
京急蒲田駅から徒歩約7分にて、目的地の大田区総合体育館に到着!
2012年に、ご覧の通りモダンなデザインの建物として生まれ変わりました。
この建物は大田区民にとってスポーツの殿堂であるとともに、
ボクシングの世界タイトルマッチや、プロレスリング等の最高峰の試合が
定期的に繰り広げられている、まさにファンにとって聖地と言える場所なのです。
きっとあなたも、毎年大晦日に行われる世界タイトルマッチなど、
この会場で繰り広げられた数々の闘いを
テレビでご覧になられたことがあるのではないでしょうか。
メインアリーナには、約4000席の観客席があります。
この日は、新体操の大会が催されていました。
ご覧のようなスケジュール。いろいろなイベントに対応していますね。
それではみなさん、
JR蒲田駅に隣接している東急蒲田駅から、
東急池上線に乗って次の場所へ。
ふたつめの、池上駅にて下車します。
わらび餅のお店などが立ち並ぶ道を約10分ほど歩くと・・・
池上本門寺の総門が現れました。
塔頭の庭には、百日紅の花がきれいです。夏の名残を感じます。
結構長い石段を登りきると、境内が見えてきます。
仁王門です。高さは約17メートル、大きくて美しいです。
こちらは本殿。仁王門に負けず劣らず大きくて立派です。
そしてこちらは、国の重要文化財である五重塔。高さは31.8メートル。
関東に4基現存する幕末以前の五重塔のうち、いちばん古い塔です。
徳川の2代将軍秀忠が、子どもの頃の病気が回復した御礼と
武運長久を祈って慶長13年(1608年)に建立された後、
元禄15年(1701年)に5代将軍綱吉が現在の場所に修復移築しました。
お寺の敷地の中にある朗峰会館。宴会場やレストランがあります。
1階にあるレストランから松涛園という、小堀遠州が造園した日本庭園を望むことができます。和みます。最高です。
この場所は、幕末に西郷隆盛と勝海舟が、江戸城の無血開城の会見を行ったところです。江戸を大火の危機から救った場所。時代劇にも取り上げられる、有名なシーンですね。江戸(東京)にとっては、まさに聖地です。
このお寺、歴史的な遺産の側面ばかりでなく、現在は境内で大きなロックイベントが行われたりもしています。先日もSlow LIVE`17というイベントがあり、大勢の人々で賑わいました。
そしてついにやってまいりました。本日のもうひとつの目的地、力道山のお墓でございます。
昭和のヒーローそして日本のプロレスリングの父である力道山は、このお寺で眠っています。彼がまだ現役の頃、無念にも刃物で刺された傷が原因で、帰らぬ人となってしまいました。
銅像の台座には、寄進をされた人たちの名前が記されています。ビッグネームです。
大田区総合体育館が闘いの聖地なら、こちらは格闘技ファンにとって、心の聖地といったところでしょうか。
墓地の別の場所にあった虎の像、どうしても虎の穴に見えてしかたがありませんでした。
「虎だ虎だ。お前は虎になるのだ。」(ちょっと古かったかな・・・)
by staff K.