2017.0827
御成門駅~100年後に戻ってきたロイヤルコレクション
都営三田線御成門駅にやって来ました。
駅から徒歩3分、増上寺を訪ねました。
増上寺は、開山から600年、特に、徳川幕府の時代に菩提寺となり、日本でも有名な大寺院です。大殿の地下一階に宝物展示室が造られています。
展示の中心は、「台徳院殿霊廟模型」です。この模型は、徳川二代将軍秀忠公御廟の模型です。1910年(明治43年)にロンドンで開かれた「日英博覧会」に東京市が出品したものです。博覧会後、英国王ジョージ5世へ贈られましたが、徳川家康公没後400年にあたり、女王陛下より、増上寺に長期貸与され、展示に至りました。残念ながら、写真撮影は出来ないので、模型のすばらしさをお見せすることができません。ポスターに屋根の一部が紹介されていますのでご覧下さい
ポスターより
展示室には、五百羅漢図も展示されています。
狩野一信筆(ポスターより)
大殿、安国寺の奥に、徳川将軍家霊廟があります。
墓所門(鋳抜門)
二代将軍秀忠公夫妻の石塔
この絵は、昭和20年以前、焼失以前の増上寺境内の絵です。中央から左が、現在の大殿があるところ、中央より、右全体は、霊廟や宝塔があった北御霊屋です。いかに広大であったのか様子がよくわかります。
増上寺 www.zoujouji.or.jp
担当はT.Nでした。