「山なれば富士、白酒ならば豊島屋」と、詠われたのを

時代小説や時代劇ファンならご存知の方も多いことと思いますが、

その、豊島屋本店さんは、当ホテルより５分くらいのところにございます。

１５９６年に、鎌倉河岸（現神田橋付近）と呼ばれていた場所に創業し

戦後、猿楽町に移転したとのことですが、

現在の社長さんで１６代目、約400年続いているとのことですので

老舗中の老舗ですね。

当時の鎌倉河岸と言う場所は、江戸城改修の資材の陸揚げがされる場所で

多くの人々が集まってきたとのことです。

その場所に、初代の方が酒屋を開き、集まってくる方々の為に、

軒の下で、お酒も飲ませたとのことです。

それが、現代の＜立ち飲みや＞のルーツとも言われております。

また、初代の方は、白酒の醸造を始めたとのことです。

女性が人前で飲酒することが憚れていた時代、白酒は、ひな祭り用ということで

女性にも大変人気だったとのことです。

受付の女性の方にお伺いしたところ

この時期のススメは、「十右衛門」とのことです。

夏の夜、＜十右衛門＞を飲みながら、遠い江戸時代に

想いを馳せるのは、いかがでしょう！！

本日の担当ケイでございました。