ようやく日中は秋らしくさわやかな気候になってきましたが皆様如何お過ごしでございますか?しかし日中と朝晩の温度差が大きくなってまいりましたので、就寝中の寝冷えなどに十分にお気をつけくださいませ。
さて、現在隅田川を上流に向かう旅シリーズをやっておりますが、今回はちょっとそのコースからはずれ江東区の東の方へ散策へ出かけました。以前に萬年橋と小名木川の話題をこのブログでとりあげさせていただきましたが、この小名木川の東側の地域を散策してみました。いつも隅田川沿いは徒歩で行っているのですが、今回は門前仲町から地下鉄大江戸線で一駅目の清澄白河駅で下車しました。
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清澄白河駅のA1出口を出ると、清澄通りという大通りがあります。その通りを森下方面に歩き始めると小名木川にかかっている「高橋」という橋があります。この高橋のよび名は「たかはし」ではなく「たかばし」とのこと。その高橋から西側を見ると水門が見え(写真右上)、その下流が以前もこのブログで紹介した「萬年橋」になり、その先川は墨田川へ合流しております。
小名木川は江戸時代東北などから物資を江戸に運ぶための重要な運河でした。そのため小名木川にかかっている橋は、船舶の運航をさまたげない為にどれも橋脚の高いものだったそうです。以前紹介した葛飾北斎の「富嶽三十六景」の「深川萬年橋下」には橋脚の高い美しいアーチ形の「萬年橋」が描かれています。そしてなんと「たかばしのふじ」という葛飾北斎の作品に橋脚の高い「高橋」が描かれていました。「萬年橋」の橋脚よりもかなり高いのでびっくりです。
また、ここからは「萬年橋」同様富士山の見える名所だったそうで、「たかばしのふじ」には右上の写真の方向から見たと思われる橋脚の高い「高橋」の下に「萬年橋」その下に富士山が描かれておりいかに高橋の橋脚が高かったかがわかります。ここで名前の由来がなんで「高橋」なのか気付かされました。
現在では・・・・残念ながら東側の水門が邪魔して「萬年橋」は見えませんし、もちろん富士山も拝めません。
そこで、葛飾北斎の作品を見ながら当時に拝めたと思われる橋脚の高い橋と美しくすばらしい富士山の光景に思いを馳せてみました。
「 萬年橋」の話題はこちらを参照してくださいね。
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隅田川テラスシリーズ第2弾
この「高橋」を超えて清澄通りを森下方面に向けて歩きだしました。
しばらく歩きふと右側を見るとなんと「のらくろ」の看板が目に入ってきました。良く見ると、のらくろのキャラクターの旗や絵や看板であふれている「のらくロード」という名の商店街であることが判明!! そこで、この商店街をしばらく散策してみました。
商店街自体は普通の商店街という感じなのですが、のらくろにちなんだグッズ、駄菓子等が売られています。
この商店街をしばらく歩くと「森下文化センター」がありそこに「のらくろ館」があります。この近辺はのらくろの作者の田河水泡が少年時代を過ごしたゆかりの地でもあり、「のらくろ館」には彼の書斎などを再現した部屋や原画、単行本、そして彼の業績などを紹介しています。
のらくろは戦前から戦後まで数十年も続いた国民的なまんが。昭和45年ぐらいに民放のアニメとして放映されていたのを覚えております。
「森下文化センター」
東京都江東区森下3-12-17
都営地下鉄大江戸線 清澄白河駅 A1出口または都営地下鉄大江戸線 森下駅 A6出口から、どちらからも徒歩で8分ぐらいでございます。
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のらくロードを歩いていてふと右を見ると写真右上の「西深川橋」の入り口が見えてきました。この橋は小名木川にかかっている橋で、先ほどの「高橋」の東側に位置している橋です。小名木川の北側にこの商店街が平行にのびています。
橋の入り口の方に歩いて行くと、突然橋のたもとにシーラカンスのオブジェが現れました。「写真でもおさまりきらないくらいのすごい迫力です!!」 このオブジェは「幸福の魚 GOMBESSA」と命名されていました。
この橋の両サイドには遊歩道があるのでしばらくそちらを散策しました。江東区には運河が多くこういった遊歩道が充実しているので、今からのさわやかな季節にこういったところをふらっと散歩するのも非常にいいものです。
本日のブロガー:毎週レギュラー参加のumechan-manでございました。