~年末年始プランのお知らせ~
11月も終わりに近づき、朝晩の冷え込みも厳しくなり、
11月も終わりに近づき、朝晩の冷え込みも厳しくなり、
有楽町線新富町駅から飯田橋で南北線に乗り換え、駒込駅にやってきました。
駅から徒歩7分の六義園を訪ねました。
六義園は、江戸時代、徳川綱吉の信任が厚かった柳沢吉保が築園した大名庭園です。明治に入り岩崎弥太郎氏の別邸となり、その後昭和に東京都(市)に寄付されました。特別名勝に指定されています。
中の島のある築山
回遊式築山泉水庭園の眺めです。各々の景勝をご覧ください。
つつじ茶屋
藤代峠からの眺望(園内で一番高い高さ35メートルの築山)
蓬莱島(洞窟石組の島)
内庭大門前の有名なシダレ桜。春の季節には見事に咲き誇ります。
六義園の近くに東洋文庫ミュージアムがあります。
新本館 エントランス
東洋文庫の歴史は、オーストラリア人、アーネスト・モリソンがコレクションしていた数多くの中国文献を岩崎弥太郎氏が購入したことが始まりです。その後、日本をはじめアジア全域の東洋の図書を収蔵し、大正13年(1914年)に設立されました。2011年にミュージアムを併設して新本館としてオープンしました。
1階オリエントホール
2階のモリソン書庫(東方見聞録、イエスズ会士通信等・・圧巻の所蔵群)
強化ガラスで覆われた回顧の路
1階ホールから回廊を渡り、レストランに行くことができます。
知恵の小径
オリエント・カフェ
小岩井農場がプロデュースするカフェです。ちょうどお昼時でしたので、ランチを頂きました。
メニューの名前はマルコポーロセットです。ふわふわ玉子を使用したオムライスです。農場直仕入の新鮮な素材で、大変おいしく頂きました。
担当はT.Nでした。
今日は、日比谷線三ノ輪駅に来ました。築地から17分です。
駅から国際通りを浅草方面に進んだところに一葉記念館があります。
樋口一葉は5千円札の肖像に描かれており、今では誰でも知っている女性です。彼女は、男尊女卑の封建社会であった明治時代に、女性として小説家を志し、文壇で高い評価を得た女性作家です。しかし持病により、24歳という短い生涯で亡くなっています。
{一葉の肖像画(館内ポスターより)}
この記念館は、一葉が母、妹と3人で駄菓子屋を営みながら暮らした龍泉寺町にあった住居跡の旧記念館を記念公園と一体化させ平成18年に作られました。
一葉女史宅の雪の朝(長谷川清 画) たけくらべの記念碑
三ノ輪駅から西北へ3分ほど行ったところに、東京都内では、唯一残る都電荒川線の三ノ輪橋駅があります。
都電荒川線 三ノ輪橋駅
住宅の間をぬうように走る都電は懐かしい時をよみがえらせてくれます。駅も昭和の面影がそのまま残った素朴なホーム、たたずまいです。
何十年前のホーロー看板でしょうか?オロナミンC、ボンカレー懐かしすぎます!!
しかし、車両は新しく、鮮やかなピンクの新型車両も走っています。
鮮やかな新型車両
三ノ輪橋駅から3分ほど北へ、日光街道沿いにユニークなお寺を見つけました。円通寺です。
ご覧のように屋上に高さ12mの大観音様が建っています。近隣にはお寺も多くありますが、こちらは記述によれば、創建が791年という古刹で、上野寛永寺から移築された黒門や彰義隊の墓などがありました。現在、境内はやや寂しい感がありますが、この観音様が街道を行く人々を見守っているようです。
11月21日から23日まで一葉祭が記念館で開かれます。期間中、入場料は無料です。11月22日は酉の市でもあり、夜7時まで開館する予定です。
一葉記念館 www.taitocity.net/taito/ichiyo
担当はT.Nでした。
千代田線根津駅から1駅の千駄木駅で下車しました。
地下鉄出口は団子坂下と呼ばれる交差点です。ここから西へ坂を少し上り、団子坂上に向かいます。ここに森鴎外記念館があります。
記念館は、かつて森鴎外の旧居「観潮楼」があったところで、彼は亡くなるまでの30年間、この地に家族と暮らしていました。その後、児童公園、区立本郷図書館などに利用されました。2012年に、文京区が彼の生誕150年を記念して収受していた資料を再編し、記念館として新たに開館しました。
記念館のパンフレットと入場チケット
記念館のイベント告知ポスター
ここ千駄木は、谷中、根津、千駄木の頭文字をとって「谷根千」と呼ばれています。都心では少なくなった下町風情が今も残る地域です。下町散策ができるちょっとした観光地です。よみせ通りを抜け「谷中銀座」に着きました。
商店街入り口
地元の人や観光客で賑わう商店街
商店街の端に36段の階段があります。上って下るとJR日暮里駅に着きます。この階段は「夕焼けだんだん」と呼ばれています。階段の上から商店街方面の西方向を見ると夕焼けがきれいに見えるそうです。何となく昭和世代を描いた漫画「三丁目の夕日」に出てきそうなシーンでしょうか。
通称「ゆうやけだんだん」
谷中には、有名な谷中霊園があります。江戸時代から寺町谷中として数多くのお寺があり、数分歩くとお寺に出会います。7丁目の通りに「朝倉彫塑館」があります。
彫塑館は、近代日本を代表する朝倉文夫氏の邸宅兼アトリエです。建物の大半を彼が設計し、庭や室内の空間に独特の個性が追求されて、造詣の深さを伺い知ることができます。
展示会のポスター
彫塑館から7~8分歩いたところに「大名時計博物館」があります。
旧勝山藩下屋敷跡にあります
この博物館は、陶芸家の故上口愚朗氏が収集した大名時計を展示している個人所有の博物館です。
大名時計とは、江戸時代に大名のお抱え時計師が長い年月をかけて作った美術工芸品です。西洋の24時間の定時法と異なり、日本独特の昼夜の長さによる不定時法を用いて作られています。
櫓置時計
台時計(パンフレットより)
博物館を後にし、坂道を下ると根津駅がすぐ近くに見えきました。ちょうど一回りしてきました。
文京区立森鴎外記念館 www.moriogai-kinenkan.jp/
朝倉彫塑館 www.taitocity.net/taito/asakura/
担当はT.Nでした。